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スタイリング剤というモノではなく「スタイリングする」というコトを通してライフスタイルにワクワクをプラスする♪

 

WELLA meets  HAIR CATALOG.JP
コラボレーションイベント

「Design Inspiring Party」2017 in JAPAN

 

*What's「Design Inspiring Party」?・・・・WELLAとHAIR CATALOG.JPのコラボレーションイベント「Design Inspiring Party」。「Design Inspiring Party」はHAIR CATALOG.JPに所属する著名スタイリストによる、トークあり、ステージあり、食事&交流会ありの新感覚イベントです。

 

名古屋を皮切りに行われている「Design Inspiring Party」。全国ツアー千秋楽は、福岡で。最終回は、なんとキャンセル待ちの人数が3ケタ(!)になるという人気ぶり。 

登壇したのは、左:石原慎太郎さん(HEARTS)、中:上原健一さん(Rougy)、右:三好真二さん(LILI)の3人。 

実はこの3人、もともと同じサロンで働いていた先輩後輩の間柄。ルーツは同じだけれど、現在は違う店舗で、異なるスタイルで、それぞれの美容師道を歩む3人が「デザインの根幹」をテーマに語り合いました。恒例のスタイリングバトルも行われた「Design Inspiring Party in福岡」の様子をお届けします。

 

会場は20世紀を代表する建築家のひとり、イタリアの巨匠アルド・ロッシが日本で初めて手がけた建築物「イル・パラッツォ」。福岡市都市景観賞も受賞している、福岡を代表するこの場所がこの日、ヘアデザインを楽しむためのスペースになりました。

 

スタイリングセッションSTART! 
ずらりと並んだ料理に舌鼓を打ち、おいしい飲み物を楽しみながら、和気あいあいとしたところで、3人のスタイリングバトルがスタート。今回は、1人のモデルを3人がチェンジするという難しい戦い。さらに最初は、上原さんが2スタイルをつくると宣言! 三好さんと石原さんは、上原さんのあとに、それぞれ1スタイルずつ手がけることになりました。

上原 「僕がつくるスタイリングがあまり可愛くなかったら、それはカットをした石原さんの責任です(笑)。ということで、頑張ります!」

三好 「美容師が技術を行っている姿って、ついつい真剣に見てしまいますね。僕は僕で、カットをしたり、スタイリングの幅を広げる方向で楽しみたいと思います」

石原 「おふたりは、尊敬する先輩ではありますが、今日は同じステージ。どれだけ僕がうまくなったか、見せつけたいと思います!」

上原さんの1つ目のスタイリングが始まると、三好さんも石原さんも、そして参加者みなさんも上原さんの手の動きに集中。どこの髪をどのように動かしていくのか、息を飲んで見守ります。

 

スタイリングフィニッシュ! 

上原 「いやぁ難しかったですね。自分以外の美容師がカットしたベースをスタイリングするのって、こんなに難しいんだね。髪質も、思いのほかスタイリング剤を吸う感じだったから、最初は『EIMI』のセルフデザインワックスの1だけでナチュラルに仕上げようと思っていたのだけれど、途中から、もう少しホールド力のある2を混ぜました」

三好 「上原さんのあせっている姿が見られて楽しかったですね」

石原 「もともと彼女はクセ毛で、毛先だけ2回転パーマをかけています。髪は、あえて上原さんや三好さんがカットすることも考えて残しておいたんですよ(笑)」

上原 「ふだんのサロンワークではあまりスタイリング剤を多用しないけれど、スタイリング剤って、やっぱり楽しいよね。今回、本当に手こずったし、あせっている姿をみなさんにお見せして恥ずかしいけれど、スタイリング剤をつけて、つけて、ということをやっていたら、ふっと、その昔、信竜先生※が2時間かけてワックスつけていたのを思い出しましたね」

信竜淳二氏のこと。1934年生まれ。髪結い、セットのカリスマ的存在であり、YOJI YAMAMOTOやISSEI MIYAKEなどのショーを手がけるユージン・ソレイマンをはじめとするトップヘア・アーティストに大きな影響を与えた。

三好 「他のサロンの美容師さんがスタイリングするのって、見る機会はほとんどないけれど、プロセスにヒントがあるよね。他人の技術って本当に勉強になる。スタイリング剤って、どのタイミングでつけるかも大事だし」

 

2つ目のスタイリングスタート!
上原 「1つ目は石原さんのカットラインを生かそうと思ったけれど、2つ目は自由にいきたいと思います!」

三好 「カットはもちろん大事だけれど、今、スタイリングがもう一度、面白くなってきている感じがするんですよ。ワックスをつけて、手でスクランチしてクセづけをしたり、角度を変えてみるとまた違った印象になるし」

 

2つ目のスタイリングフィニッシュ!

上原 「2つ目は、まず『EIMI』のセルフデザインワックスの2をあずき大に4つ半ぐらい全体につけました。毛束を手でさいて、もんでウェーブをつくりました。2って、使いやすいですね。動きを出したいときにいい。動きって、髪のズレをつくることだけれど、そのズレがつくりやすい」

三好 「スタイリングは、毛先を導いていくこと」

石原 「三好さん、名言ですね」

上原 「Rougyを立ち上げるときに、DoubleやHEARTSとの違いを意識して、ウェーブでいく! と決めたんですよ。僕たちらしいスタイルは、ウェーブで、と。だからね、今回、2つ目は、僕たちらしいスタイルにしました」

 

2回戦目、スタート。
2回戦は、石原さんがモデルをスタイリングします。

 

石原 「上原さんのあとはやりにくいけれど、楽しみたいと思います。僕はクロスをしてからスタイリングします。まずは水スプレーで水分をたっぷりと。水スプレーは45℃のお湯を入れています。髪がやわらかくなるんですよ、お湯だと。直接さわるとちょっと熱く感じるけれど、霧吹きで髪につく段階では、温度が下がっていて40℃ぐらいになっているから、お客さまが熱く感じることはありません。それなのに髪が扱いやすくなるんですよ」

三好 「お! 石原さん、いろいろ成長してる。こういうのを知ると、環境が人を育てるんだなって実感しますね。だからね、参加者のみなさん、不器用な人間でも大丈夫ですよ(笑)」

 

2回戦、フィニッシュ!

石原 「前髪が短いほうが可愛いかな、と思ったけれど、前髪カットは、このあとの三好さんにおまかせするとして、僕は、顔まわりのクセを生かして、ルーズに落ちてくる感じのスタイリングにしました。スタイリング剤は、『EIMI』のセルフデザインワックスの3。3は、ちょっとかためで、ホールド力が強くて、束感をしっかり出しやすいんです。水にまぜてつけると、乾いたときにいい感じになります。『EIMI』のセルフデザインワックスの2、3、4は、マットな質感で乾くんですよ。ファイバー系というよりもクリーム系だから、スタイリング剤が水を吸ってしまう特質があるんです。だから、ウエットからのほうがつけやすい。整ったウェーブというより、風で吹かれたような、形を壊した感じ。3は、そのまま量を間違えてつけると白濁してしまうから、水分を足してあげるとのばしやすいですよ。前髪は立ち上げたかったので、水分を飛ばした状態から3をつけました。はぁ〜。後ろから、先輩たちのプレッシャーが(笑)」

上原 「ここのサイドがポイントなんでしょ? ならば、もうちょっと前に出したほうがいいんじゃない?」

石原 「なるほど! でも、僕は僕のスタイリングでいいんですよ!(笑)」

 

3回戦スタート!
3回戦は、三好さんがスタイリングします。「あれ? 会場から三好コールが起きないな」と三好さんがつぶやくと、なんと、会場一体となって「み、よ、し! み、よ、し!」のコールが。満面の笑みで三好さんのスタイリングが始まりました。

 

 

三好 「僕はね、カットするときもスタイリングするときも、モデルさんから鏡を離します。まず、上原さんと石原さんのスタイリングでワックスがついているから、温風でやわらかくします。ふたりとは違うテイストでやりますよ! それから、前髪をカットします。長さを変えるというよりは、何㎜か切ることで印象を変えるために。僕は、大人っぽい前髪にするときは、モデルさんの後ろに立ってカットします。逆に子どもっぽく可愛らしくするときは、モデルさんと鏡の間に立ってカットします。後ろから切ったほうが、髪がズレて動きが出るんですよ。それに失敗が少ない」

ここで、すかさず、石原さんが三好さんのアシストに入ります。

三好 「カットで、ボリュームの位置を下に移動させて、量感を調整します。対角線上に対比をつけるカットが自分の基本ルールです」

 

3回戦、フィニッシュ!

三好 「カットのあとのスタイリングは、『EIMI』のエクストラボリュームムースをつけました。量は手のひらにこんもり。つけたら、タオルドライで染み込ませます。ここで髪をこするとダメ。タオルの上からムースをつけた髪を握って離す、握って離す、を繰り返すと、タオルに水分が入ってくるんですよ。そうすると頭皮には熱があるから、根元から自然に乾いてくる。乾いてきたなと感じる瞬間からが勝負。鎖骨から上の部分を基本的にさわります。そうすると奥行きが出るから」

石原 「三好さんのスタイリング解説は、いちいち納得できますね」

三好 「可愛くできた!」

スタイリングバトル終了!

 

石原「今日のバトルでいちばん難しかったのは、なんといっても、急遽入ることになった三好さんのヘルプ。今日は、僕のアシスタントも会場に来ているけれど、『アシストってこうやってやるんだぞ』と見せられたのがうれしかったです。

上原 「久々に緊張した。面白かったな」

三好 「緊張するよね。いつもの自分の力が出せるだろうか?とか。でも出せるものが自分の本当の実力だからね。みんな自分に自信を持っているから、本当に、このバトルは楽しかった!」

スタイリングバトルが終わったあとは、「デザインの根幹」をテーマにライブトークです。

 

上原 「Rougyを立ち上げて4年。自分たちらしさを出すことを試行錯誤してきて、今、やっと浸透してきた感じがしています。でもそうなるまでに土台づくりで2年くらいはかかったかな」

三好 「LILIは、今年でまる11年。10年たって、今がいちばんいいかな。最初の5年は、自分がうまくいっているという錯覚に陥っていましたね。最近は、環境がつくれるようになってきた感じがしています」

石原 「上原さんがDoubleを出て5〜6年たって。三好さんが出て10年。僕は美容師となって18年目で、僕たちが背負う時代になってきたなと感じています。守るところもあるし、もっとチャレンジして変えていかなければと思うところもある。だから、先輩たちの技術やセンス、つくるスタイルがうまいなと思っても、絶対真似しない(笑)。先輩だけど越えたい壁だし。これまでは、いい意味で真似していたけれど、もっと自分の色を出さなければと思っています。師匠と呼んでいいような先輩たちの前でやるのって緊張しますね。今日は、期せずして三好さんをアシストして、いろいろ学びがありました。あと、僕たちは、つなぎの世代だという感じがあったけれど、いい加減、自分たちが頑張らなきゃダメだなって思いましたね。これまでは、伝えてもらう世代だったけれど、これからは伝える世代なのかもなって」三好 「不思議なもので、同じサロンで働いていたときよりもRougyができてからのほうが、上原さんとは本当の意味で話す時間ができているんですよね。今、とってもいい関係です」

上原 「昔は、ライバル心にあふれていたもんね」

 

三好 「僕は、上原さんにたてついてたもん。でもそれでよかったと思っています。戦うときは、戦っていい。離れたら、よき理解者。そういう仲間がいた。自分たちを応援してくれる人がいるから、今がある。先輩とかオーナーに感謝しているし、今は、そういうことを言葉にしていかなきゃいけないなって思っています」

上原 「ルーツをたどれば、師匠に教えてもらったよね。こういう負けず嫌い(笑)。いい影響を与えてもらったと思う。いまだに負けたくないもん。それに最近思うのは、上の世代が走っていないと下も走らないってこと」

石原 「僕は、福岡出身で有名になりたいと思って美容師になったけれど、今日のこの福岡という土地、場所から、美容の一流の世界に出ていくのってすごく大変で。東京に行ってDouble、HEARTSに入ったところで、すごい先輩たちがいるから、僕にスペースなんかなかったし。でもそこであきらめないで、自分を出さないといけなくて。どれだけ吸収して、どれだけ真似しないか。ここにかかっている気がしています。あと、最近、思うのは女性スタッフとの関係性の構築と組織のつくり方ですね」

三好 「うちのサロンにも女性がいるけれど、最近は、好きにしろって言っています。こうしろ、ああしろ、と提案しても、女性って、そんなのわかっているよ、と反発するでしょ? 男はさ、一緒に遊べば意気投合して、仕事場のギスギスもとれていくけれど、女性はそうじゃない」

上原 「スタッフとの接し方って確かにいろいろ考えなければならないことだよね。男性スタイリストがRougyには、実質、僕しかいないし、シャイなヤツらが多いし、僕もシャイだし、コミュニケーションって難しいよね。でも、結婚して、出産した女性スタイリストがすぐ第一線に戻ってこられるシステムをつくりたいと思っていて、実際にそれが現実になってきています。バックヤードで赤ちゃんを抱いているスタッフがいるって、悪くないなって思っているんだよね。サロンにとってはある一時期、負担が増えることもあるかもしれないけれど、長い目で見ればプラスしかない。女性がこの仕事を楽しみ、他のスタッフも仕事を楽しみ、それが伝播していくといいなって。この仕事を楽しんでいく上にしか、お客さまを喜ばせるデザインは成り立たないと思うから」

 

上原 「今、ネットでモデルさんを呼ぶのが普通になっているでしょ? そういうの僕はなんだか好きになれないんだよね。僕たちは外に行ってお客さんを見つけていたし、営業時間が終わって飲みに行っても、そこで仲よくなった人をお客さんにしていたし。だから、口をあけてお客さんを待っているのは違う気がするんだよね。どこに行っても捕まえてくるのが美容師だと思うんだ。三好さんのDouble時代、すごかったのは、お客さまが芋づる式のように来るところ。お客さまを楽しませていて、すごかったよね」

三好 「お客さまを楽しませるテクニックがあるんですよ。お客さまを楽しませるノウハウが僕にはある。でも、正直なところ、ここ5年くらいは、スタッフに対して、それをどう伝えるかについて難しさを感じていますね。それぞれの個性があるから。最近は、いいところを伸ばそう。悪いところを直すために時間を使うより、いいところを伸ばすために時間を増やそうとしています」

上原 「日本の全体で、コンサバなスタイルを好む人々が8割ならば、僕が狙うのは、残りの2割でいいと思っているんだよね。得意分野を決め込むの。8割を狙う美容室はあるけれど、意外と、この2割ができる美容室って少ないから。これからもそこを狙いたいと思っているんだ」

三好 「LILIを立ち上げたとき、雑誌などのメディアに掲載するのは、最初、全部、ショートカットにしたんだ。他のサロンがロングヘアやミディアムを出してくるところにショートがあると目立つ。そういう戦略で、得意分野をつくって、自信を持ってやってきたんだよね。外部からの称賛があるとうれしいし、それがスタッフの頑張るモチベーションになるし。うちのスタッフがつくるものは素直にうまいと思うしね。下の子から影響を受けることあるし。こういう仲間が、いつまでもあってほしいなと思う」

上原 「40歳になるとき、怖かったんだよね。ここがうまくいかないとその先がないなと」

三好 「50歳なったら、もっと楽しいかなって僕は思うけれど」。

石原 「楽しむために必要なことは何でしょうね。最近、スタッフとも話したんだけれど、結局は技術がないとダメ。技術があれば、お客さまと話す余裕も生まれてくるから笑顔でいられる。技術に余裕ができてくれば、自分も伸びるだろうなって。美容師って、所詮、自分ひとりじゃ何もできないと思うんですよ。これまでも先輩たちの技術やセンスを盗みたいと思って頑張ってきたし、下のコたちに支えてもらっているし」

上原 「先輩のスタイルってすごいよね?(笑)ま、今日の中では、僕のスタイルがいちばんよかったけど(笑)。本音を言えば、もうちょっとつくりたかったな」

石原 「いやいや、僕のほうがよかったですよ」

三好 「いや、いちばんよかったのは、僕でしょ。(笑)今日は新鮮だった。緊張感もあったし。嘘はつけないし。僕はね、しょうもない嘘はつくけれど、本当の嘘は仲間にはつけない。自分にも、相手にも正直になっちゃうし、そういう関係でいられる仲間って大切だよね」

石原 「今日、終えてみて。美容って、ずっと勉強なんだなって改めて思いました。先輩たちは、やっぱりすごく進化していて。僕が同じサロンで見ていたときより、違う技術があって。他人の技術を盗んで、もっと自分がうまくなって、スタッフに還元したいなと思いましたね」

上原 「ずっと美容師を続けてさ、70歳になってもみんなで飲もうね。お店を離れても仲間でいたい。裏切らずにやっていけば、心がハッピーでいられるかなって思うから」

 

WELLA meets HAIR CATALOG.JP  コラボレーションイベント「Design Inspiring Party in JAPAN 2017」は、ひとまず今回で終了。

「次回は?」のリクエストの声が早くも届いているので、もしかしたら、またみなさんと、どこかの会場でヘアデザインを楽しめるかもしれません。

 

Design Inspiring Partyについての問い合わせ先はこちら

contact@haircatalog.jp HAIRCATALOG.JP編集部

katsuhiro_shimazaki@cotyinc.com ウエラプロフェッショナル 嶋崎

 

 

EIMIセルフデザインワックス 
80g 希望小売価格 ¥1,800(税抜)

https://www.wella.com/professional/jp-JP/products/EIMI-styling/dispatch/styling-dispatch

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