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HEAVENS 店長 細井 豊/YUTAKA HOSOI

STYLIST’S VIEW

 
よく耳にする「ヘアスタイルでコンプレックスを解消します」というフレーズは、僕にはちょっと違和感があります。劣等感も優越感も、その人自身が持っているもの。だから僕は、コンプレックスを解消したり、隠したり、消すのではなくて、全部、丸っと大きく包みたいと思うんです。
コンプレックスは
解消するのではなく
大きく包みたい
僕は、とても口下手です。ヘアスタイルをつくる上で必要な話はたくさんするけれど、気の利いた世間話は正直、苦手です。お客さまと上手に話せているスタッフに密かに嫉妬するぐらい(笑)……。だから自分の技術には絶対の自信を持っていたいし、お客さまを深く理解したい。言葉で言いくるめるような接客はしたくないし、「雰囲気がいい」といった曖昧なことで終わらせたくないんです。すべてはヘアスタイルでお客さまを安心させたい。そして喜んでいただきたい。それだけなんです。
今では、「髪のクセを生かす」考え方が当たり前のように言われているけれど、僕が高校生のころは、そうではありませんでした。クセはのばして当たり前、だけど、のばしたクセは戻ろうとするからヘアスタイルは収拾がつかない……。その繰り返しで、クセ毛の僕は、美容室に行くことが恐怖でした。そんな経験があるから、僕は、最初にお客さまが抱えている不安や悩みをすべて包みたいと思っているんです。
表参道という場所は美容の聖地とも言われていて、ここで美容師をしていると、お客さまの髪をカットするだけでなく、メディアの撮影が入ったり、ステージに立つような仕事があったり、業界の真ん中で仕事をしている感じがあります。そして実際、そういうものをめざして多くの人がここに集まってくる。「夢はなんだ?」という話になったとき、「ヘアショーのステージに立ちたい」とか「有名雑誌に載りたい」ということをめざしている美容師さんが多くいるように感じます。けれども僕が「夢はなんだ?」と聞かれたら、「とにかく目の前の人の悩みを解決して笑顔にしたい!」それが真っ先に出てきます。
今回のモデルさんは、髪型へのこだわりがあまりなくて、髪をスタイリングする習慣がありませんでした。でもそれは、もしかしたら、いいヘアスタイルに出会ったことがないからなのかもしれない。だから僕は、彼女の中に隠れている魅力を引き出せるようにカットしました。その上で、彼女のスタイリングのキャパシティーを超えないことを大切にしました。バランスよくクセが出るところを探して、髪のクセを最大限に生かして、普段特別な手入れをする必要のないスタイルにしました。前髪は、ヘアチェンジの楽しさに気づいてほしいと思って、あえて切り込んであります。

HAIR STYLE

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AFTER THE BEAUTY AWAKE

コンプレックスって、なかったことにするのではなくて、認めたほうがいいと僕は思います。本人からすれば、コンプレックスかもしれないけれど、僕から見ればその人の個性であり「かわいさ」のひとつ。それを美容師が伝えられたらいいですよね。自分の持っているものをわざわざ陰だと感じるのではなく、陽としてとらえて、上手につきあえるお手伝いができたらなって思っています。そうすることで女性は、もっと毎日を楽しくできるんだって知ってほしいですね。

細井 豊   HEAVENS HARAJUKU 店長
福岡県出身 詳しいプロフィールはこちら

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