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BEAUTY AWAKE

Jurrian-may スタイリスト マッキー/MAKKY

STYLIST’S VIEW

 毎日「生かされている」と感じながら僕は美容師をしています。美容師はお客さまがいなかったら生きていけない。そして僕は美容師としてでないと生きていけない。もともとは「モテるかも」程度の軽い気持ちで興味を持った世界だけれど(笑)、20歳で西村晃一という美容師に出会って、この道で生きていくと決めて19年。今は、生きていることのありがたみを感じながら、自分が美容師としてやりたいこと、正しいと思うことだけに取り組んでいきたいと思っています。
「今」を積み重ねる
 お客さまを目の前にしたとき、僕はできるだけ自分をさらけ出しながら、それでいてお客さまの心に土足で入っていかないようにしています。ズカズカと入ってこられたら、それだけで心のシャッターを下ろしてしまう人もいると思うから。でもお客さまのことはとことん知りたい。だから「どんな気分でいるのか?」をさりげなく、丁寧に見て、聞いていきます。
 脚を何度も組み替えたり、手をもぞもぞさせていたら、それはきっと緊張している証拠。そんなときは「どんなヘアスタイルにするか?」よりも先に、まずはその緊張をとくことを心がけます。だいたいの髪質などをチェックしたら、すぐにシャンプーに行ってもらったり、わざとバックヤードに引っ込んで気配を消してみたり……。瞬時にいろいろなことを判断しながら、その人の様子に合わせて流れをつくっていきます。それは全部、お客さまが本音を言いやすくするため。
 今回のモデルさんは、就職活動中の大学生。内定をもらったり、不採用の知らせを受け取る毎日を送っていて、半年間、美容室には行っていないと言っていました。将来への希望を胸に抱きながら今岐路に立っているそんな彼女に、僕は何ができるのだろう? そう考えて、肩レングスのレイヤースタイルにしました。
 就職活動のときは結べる長さがあって、お休みの日はアイロンなどで巻かなくても軽やかな動きが出るように。無理やり、おさまりのいいスタイルにするのではなく、忙しい平日、ホッとしたい休日、どちらの日も手をかけずに可愛く見えるように。下ろしているときは、あえて自然に髪が跳ねるように。跳ねたときに可愛く見えるように。それを叶えるデザインにしました。
 本当は、おしゃれが好きな彼女だから、もっともっと個性的な髪型でもよかったのかもしれません。でも第一印象で彼女の就活にたとえ少しでも不利になるような可能性がある髪型にはしたくなかったのです。面接官が彼女を見たときにどんなふうに思うだろうか? 彼女のよさが引き立って、なおかつ悪目立ちしないようにしたい、そう思ったのです。
 美容師は知らないうちにお客さまの人生の岐路に立ち会っていることがあると思っています。好きな人に告白する、進路を変える、大切なものを手放す、結婚する……そんないろいろなときに、髪型がそっと、その人の力になれたらいいなと僕は思っています。
 美容師を続けて19年。店をまかせてもらってコンテストでも成績を残して、ショーやセミナーもやらせてもらえるようになりました。それでも僕は、今もこっそり練習をしています。作品づくりのヒントを探しまくっています。「今」を一瞬たりとも無駄にしたくないと思っています。だから毎日、短時間睡眠です。グーグー寝るために美容師になったのではない、と思っているから。

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AFTER THE BEAUTY AWAKE

 僕が「今」を心から大切にしているのは、母親が高校生のときに亡くなったことが影響しているかもしれません。死は突然で、とてもあっけない。命がなくなってしまったら「あのとき、ああしていればよかった」なんて言うこと自体が不可能です。だから僕は「今」目の前にいるお客さま、「今」目の前の作品づくり、「今」目の前にいるスタッフへの教育……いつも「今」に対して無我夢中でいます。

MAKKY
Jurrian-may 代表
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