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BEAUTY AWAKE

Rougy スタイリスト 沼端 ちはる/CHIHARU NUMAHATA

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 美容師になりたくて美容師になって、憧れの美容師さんのようになりたくてRougyのオープニングスタッフになって、「お店を一緒につくっている!」という充実感も得ていて、美容師としては、このまま、ただ一生懸命に進んでいけばいい。そんなふうに思っていました。

葛藤のその先にたどり着いたのは
「ヘアデザインが好き!」
という原点
 このままでいいと思っていたのに、このままでいいのだろうか?と不安を抱き始めたのは、妊娠がきっかけでした。それまでも、もちろん、毎日のサロンワークは簡単ではないし、新しいヘアデザインを生み出すための自分なりのセンス磨きや、技術力を上げるための練習など、大変なことはたくさんあったけれど、その大変なことも含めてすべてがやりがいで、想定内だったのです。
 でも妊娠がわかって一変しました。パートナーのことは大好きだし、子どもができたら産もうと思っていました。美容師も続けようと思っていました。とはいえ、実際に妊娠してすぐに頭をよぎったのは、仕事と子育ての両立ができるのだろうか?ということ。
 女性美容師で子育てをしている人がいることは知っています。でもそれは、パートタイマー的な働き方だったり、常連のお客さまだけの対応だったりしていて、私が理想とするヘアデザインを打ち出しながら、サロンワークも行う美容師さんは、私のまわりに見当たらなかったのです。
 ありがたいことにRougyのオーナー美容師の上原もサロンスタッフも「すぐに戻っておいでね」とか「困ったことがあったら言ってね」とか「できる限りのサポートはする」と言ってくれたので、私はその言葉に背中を押されるように産後2カ月で職場復帰をしました。
 でも、なんの迷いもなかったかといえばそんなことはありません。何と言っても、出産したら、子どもの可愛さにメロメロ。心が全部持っていかれてしまったのです。なんて可愛いんだろう。いっときも離れたくない。この子は私が守らなくっちゃ。そんな感情でいっぱいでした。その一方、頭では、できるだけブランクをつくりたくないとか、待ってくださっているお客さまに早く復帰をお伝えしたいと思っていたのです。
 正直なところ、その葛藤を抱えて復職初日を迎えました。でもその日。お客さまと話をしたり、髪を切ったり。来店されたときとは違う髪型でお客さまが笑顔でサロンを後にする姿を見て、不安でモヤモヤしていたものが自然と晴れていくのを感じました。そしてサロンの全スタッフに支えてもらっていること、みんながお互いに支え合ってお店は成り立つのだという当たり前のことも痛感しました。
 妊娠、出産、産休を経て復職して、私という人間はこんなにもヘアデザインが好きなのかと思い知らされたのです。
 今日のモデルは50年代のヴィンテージ・ディオールが好きだという文化服装モデル科の学生さん。なんとも表現しがたい存在感がありながらも、小顔なのに頭が大きく見えるアンバランスさがあって、おしゃれなのに垢抜けていないような感じがありました。話を聞くと、髪がふくらむのが嫌でストレートパーマをかけている、と。童顔で可愛らしいのに大人びた表情が垣間見えたので、もともとの可愛らしさを出して髪も自然なニュアンスのくせ毛スタイルにし、赤リップでモードさを加速させたいと思いました。
 私も童顔で実年齢より若く見え、スタイリストデビューのころは「こんな若い子にまかせて大丈夫かしら」という目で見られることにいろいろ思うところがあったので(笑)、彼女の幼い感じをヘアスタイルで魅力という武器に変えたかったのです。

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AFTER THE BEAUTY AWAKE

今は、子どもを無認可保育園に預けながら、時短勤務をしています。サロンスタッフ初の働くママ美容師で、時短勤務もトライアルです。今後、初めての子育てをしながらつまずくこともあると思います。でも今だからわかることがあるし、子育てと両立しながらだから時間の濃度がこれまでとは違います。何より、ヘアデザインが好きということを強く自覚しています。これからのママ美容師としての活動が自分でとっても楽しみです!

沼端ちはる   Rougyスタイリスト
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