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LIKE IT! HAIR CATALOG JP THE ERCOMMENDED Vol.22 Logi PLANTS&FLOWERS

“直接ココロに響く花”を届けるフローリスト

花のある生活。そこには優雅さとか、精神的な余裕とか贅沢感があるものと語るHEAVENSのYURIさん。そんなYURIさんのお気に入りが、表参道にあるlogi PLANTS&FLOWERS。裏通りにひっそりと、でも独特の個性を放ちながらたたずむ花屋さん。そこでデザインとスタイリングを手がける宇田陽子さん、ディレクターの岸さんに(ちなみに、おふたりはご夫婦です)が、花とともにある生活をお話しくださいました。

色合わせの勉強のために始めた花屋さんバイトが本業に

宇田さんは、どうしてお花屋さんになられたのですか?

宇田さん もともと服飾系の学校に行っていたのですが、カラーリングの勉強のために、花屋さんでバイトをしていたときに、衝撃的な感覚があって、洋服をつくっているより、断然おもしろい! と感じたのです。それで、花屋さんに就職して、現在に至るという感じです。色の合わせ方はもちろんなのですが、質感の違うものを合わせるのが、とても楽しくて。

——花の合わせ方って、その人によって全然違いますよね! 私も花のある生活を意識して、いろいろ見て勉強中です。ただ、お花の種類とか、勉強不足のせいか、せっかく気に入って買ってきても、枯らしてしまうことも多くて。だから、買ってきた生花が枯れたらドライフラワーにしています。枯れにくくさせるコツは、ありますか?

宇田さん 花っていうのは、枯れていくものですから。そういうものです(笑)。ただ、買い方としては、強い花と弱い花を組み合わせて、枯れたものから抜いていく……。そうすれば、ある程度長い時間楽しめますよね。

——長持ちする花って、どういう種類ですか?

宇田さん 蘭など南国(原産)の、肉厚なタイプは、自分で水分を保てる植物なので、強いです。チューリップなんかも意外と強いです。花びらが薄いもの、茎の細いポピーとかスイートピーなんかは、それに比べると弱い植物です。あとは、茎を毎日切ってあげる。茎の断面から水を吸うので、断面を新しくしてあげる。斜めに切って、断面の面積を広くしてあげたほうがいいです。茎は古くなると、バクテリアがわいてきて、水を吸い上げるところを塞いでしまうのです。それを除いて、キレイな水を吸える状態にしてあげます。そして、水は毎日変えたほうがいいです。

——毎日ですよね・・・・・・。

宇田さん でも、毎日変えるのって大変ですよね。だから、ちょっとだけ水に漂白剤を入れるといいです。

——えっ? 漂白剤ですか?

宇田さん そう。花瓶の水に数滴たらすと、バクテリアがわきにくくなりますから。夏場とか、特に臭いもしてくると思うので、入れるといいと思います。

——漂白剤なんて入れたら、すぐ枯れてしまうかと思っていました。

宇田さん 多少濃いめに入れても、けっこう大丈夫。

——知らなかった。

空間全体を意識。とにかく楽しい! がモチベーション

——上手に飾るポイントってありますか?

——それって、花や花瓶だけを見るのではなくて、空気感とか雰囲気をトータルで判断していくことですよね?

宇田さん そうかもしれませんね。あと、生けやすい花瓶は、口が小さいものだと思います。口が小さいと、一輪でもとまってくれますが、口が大きいとバランスを整えなくてはならないので、初心者の方には難しいのではないかと思います。

——お店にははじめて見るようなお花も多いですが、お花の最新情報などは、どうやって手に入れるのですか?

宇田さん お店には直接入ってこないので、市場に行くしかないです。市場で自分で見て聞いて知ります。私は大田市場と世田谷市場のふたつに行っています。月・水・金曜の週3回。朝の4時に大田市場へ行って、そのあと世田谷市場へ行くみたいな感じです。

——大変ですね・・・・・・。

宇田さん 早起きすることは大変ですね(笑)。忙しい時期は、本当に睡眠不足です。でも楽しい! とにかく楽しいって感覚なのです。仕入れも、早起きはキツイですけれど、それ以外は楽しいって思います。作ってる時も楽しいです。

——私もヘアをつくっているとき、楽しいです! その感覚、わかります。寝不足はキツイですけれど(笑)。でも、宇田さんみたいに、心から楽しい! と思うつくる人の気持ちがこもっているから、見ていて幸せな気分になるのだと思います!

相手ありきの仕事。
自分の中からわき出る感覚のバランスが大切

——logi PLANTS&FLOWERSのキャンバス地のバッグ入りのブーケ、とても人気がありますよね? どのようにして生まれたものなんですか?

宇田さん あっ。今日、来ていただいたお礼にひとつ、YURIさんにバッグ入りブーケ、つくりましょうか?

——えっ? 本当ですか? うれしすぎる!

岸さん じゃ、つくっている間に、僕がこのブーケが生まれたきっかけをお話ししますね。花を買ったときって、手に持ちますよね? 男性にとっては、ちょっと恥ずかしかったりすると思います。でも、せっかく一生懸命つくった花束を紙袋に入れて隠してしまうのも残念な気がして。だから、何か見てもらえる方法はないかなと考えて。男性には花瓶を持ってない人も多いと思いますし、そのまま飾れる方法……そうだ、バッグにできないかなと。それで、宇田さんに相談したら、もともと服飾系の学校に行っていたので、花用バッグの型紙を起こしてサンプルをつくってくれて。いろいろ試行錯誤して、仕上がりました。花屋は、このエリアにたくさんありますし、何か他店と違うものを提案できたらいいなと。

——(バッグ入りブーケが完成)わぁ。本当にうれしい! ありがとうございます!

宇田さん すっごくYURIさんに似合っていますよ。よかった!

——そうですか? コレ、飾るのがすっごく楽しみ! 今までに見たことのないバランスです! そういえば、宇田さんって、PAVILION!(パビリオン)というブランドも持っていますよね?

宇田さん はい。アートワークブランドとして立ち上げました。インテリアとして使っていただける瓶入り(←オリジナルのガラスボトル入り)のドライフラワーなどのアートワークをつくっています。質感とか植物が自然に持つその形状が魅力的なので、それをずっと眺めていられるものはないかと考えてつくったものです。そのときの感覚でペイントするなど、いろいろです。盆栽のペイントなんかもあります。

——宇宙っぽい。

宇田さん そう言われたこと、あります(笑)。普段、logi PLANTS&FLOWERSでやっている仕事は、クライアントさんがいたり、贈る相手がいたり、テーマに合わせてつくるじゃないですか? たとえそれが自分にとって気に入った仕上がりでとても満足していても、100%自分の頭の中でつくったものではないというか、相手があってのものなんですよね。それとは別に自分の中からわき出てくるものもあるので、だんだんバランスが取れなくなってきて。私いは自分がつくりたいものをつくれるところが必要だと思い、PAVILION! は100%自分がつくりたいもの、好きなものだけで構成するブランドにしました。

——私たちの作品撮りの感覚ですね。スタイリストもお客さまありきの仕事です。でも自分がつくりたい!という欲望は、作品撮りで満たしたりしています。

——最後に“logi”に込められた意味を教えていただけますか?

宇田さん 名付け親から説明してもらいましょうか(笑)。

岸さん 意味は3つありまして、ひとつは“路次”でロジ。行く道の途中という意味で、ゴールではなく、常に僕たちは通過点にいるということ。
ふたつめは“露地もの”のロジで、業界で季節のものを“露地もの”と呼びます。ハウスで育てていないものです。やはり、この季節のこれ! とか、これが出てきたから春だね! とか季節が感じられるものです。そんな生命力にあふれている感じでいられたらいいなと。
で、最後はロジックのロジ。花の世界って○○流とか、○○先生のアレンジメントとか、いろいろあるんです。でも花って、一目見た瞬間に“可愛い!”“素敵!”って言ってもらえることがすべてだと思うのです。だから、logicの“c”を取ることで、ちょっぴりの否定の意味を込めて。 理論ではなく“直接ハートに響くものをつくる”という僕たちのコンセプトです。



心に響く花。それは、あなたのライフスタイルを豊かに彩ってくれることでしょう。この春、そんな花のある生活をスタートしたい方は是非logi PLANTS&FLOWERSへ♫



岸大介(きし・だいすけ)さん/Director
宇田陽子(うだ・ようこ)さん/FlowerDesigner&FlowerArtist

2004年に独立フラワーコーディネーターとして活動。2009年に“ココロニノコルハナ”をコンセプトに、表参道に“logi PLANTS&FLOWERS”をオープン。また2014年からは、自身のアートワークブランド“PAVILION!”を立ち上げる。植物の強さや時に、その毒々しさを表現するクリエーターとして、空間ディスプレー、アパレルとのコラボ、広告、CMなどのフラワーコーディネートなど、幅広く活躍中。

logi PLANTS&FLOWERS

logi PLANTS&FLOWERS
住所:東京都港区南青山3-14-10
TEL:03-3403-0535
営業時間:平日12:00-20:00、土曜日11:00-20:00、日・祝日11:00-19:00
定休日:木曜日
http://logi.jp.net

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