2023年1月担当 vetica 英太
2022.12.23
みなさん初めまして。
今回coversを担当させていただきました
原宿の美容室『vetica』でスタイリストをしています英太と申します。
美容師になって9年、スタイリストになって2年。
色々なことに目移りをしてこれといった趣味もない僕が、唯一変わらずに続けてきたことは、
『オシャレなヘアスタイルをつくること』と『作品をつくること』の2つです。
今回coversのお話をいただいた時、
自分がずっと変わらず好きでいることを、たくさんの方に見ていただけるという喜びで胸が高鳴ったのを覚えています。
そんな「幸せだけど、不安もあって夢のような気持ち」
それを今回の作品の大きなテーマにさせていただきました。
カメラマンの松山さん、スタッフのみなさん、アシスタントのタレ、モデルのななちゃん、
みなさんのご協力があって自分では想像もできないような作品が撮れました。
コラムを書いている今も何回も見返しています。
話は変わって、この作品のお話をいただく少し前に僕のとても大好きなメイクアップアーティストの方のセミナーに行く機会がありました。
ヘア・メイク・衣装・カメラ全てにおいてプロフェッショナルなそのセミナーで、カメラのシャッターが押されスクリーンに映った作品を見た時、思わず涙が出そうになりました。
今まで沢山の作品を見てきたつもりでしたが、こんな気持ちになったのは初めてでした。
そんな経験があった直後で、強い憧れを持って挑んだ今回の撮影。
完成した作品を見て頂いた方々は、どの様に感じていただけたでしょうか?
『この一枚に写った全てが大切』で
『1つも妥協できない』
『自分は作品を通して何を伝えたくて』
『どんな人を作りたいのか』
約2時間の撮影時間の中でたくさん悩み、何回も試行錯誤しました。
今回の撮影を通して、普段のサロンワークも同じだと感じたことがあります。
椅子に座った目の前のお客様
それぞれに違った日常があって、好きなファッションがあり、なりたいかわいいやかっこいいがあって、もしかするとこの後にワクワクする様な出来事があるかもしれません。
だからひとつ一つつ見逃さないように大切にして、最後は幸せに送り出したい。
ただ「ヘアスタイルを作る人」ではなく
僕がスクリーンに写った作品を見たときに感じたような思いを、お客様にも感じてもらえるような人でありたいと思いました。
沢山の気づきや反省があった今回の撮影でしたが、まだまだ上を目指せる!とポジティブな気持ちで今はいっぱいです。
長々と文章を読んでいただいた方、撮影に携わっていただいたスタッフのみなさん本当にありがとうございました。