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撮影
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2024年2月担当 THE BATON 明石知紘

2024.02.01

はじめまして。
Covers2月号を担当させていただきましたTHE BATONの明石知紘です。

初めてのCovers。
依頼をいただいた時、夢のような企画で嬉しい気持ちと同時に緊張感や色々な感情が混在していました。「今までの自分を超えたい」という思いもあり、イメージができ上がるまで毎日ソワソワしていました。しかし、やはり考えている時間は自分にとって実りのある時間だということ。そして髪の毛を通じて「人をつくる」という事は本当に素敵なことだなと改めて感じました。


今回のCoversでは僕がヘア、メイクはKANAKOが担当しました。
撮影日が12月下旬ということもあり、一年の集大成としてまず自分がこの一年で得たことを思い返しました。
一番印象に残っているのは4月に編集長と初めてアメリカに行き、様々な人々や景色を見られたことです。 日本だけを見ていては本当に狭い視野でしかなく、世界はもっと大きいんだと改めて感じました。そして自分色を持つことの大切さを感じました。


テーマは、掲載が新年ということで[HAPPY]や、[カラフル]というイメージ。衣装をカラフルにしようか、メイクをカラフルにしようか…
「あーでもない、こーでもない」と自分が表現したいものを考えては0に戻し、の繰り返しでリミットが迫る中、大切なことに気付かされました。
それは、いつだって表現の中心はモデルさんであり、僕たち美容師ではないということ。僕たち美容師がモデルさんを置いてきぼりにして先走ってはダメということ。 わかっていたようで忘れていたことを再確認しました。
テーマ性も大切ですが、モデルさんが一番可愛く輝くような撮影をしようと心に決めました。


そして今回の衣装は、編集長と一緒にロサンゼルスで買ってきた古着なんです。すごく思い出のある一着です。
まわりに見えるチュールなどは全てスタッフが夜中まで手作業で作ってくれたもの。
今回の撮影は、ただ自分たちがヘアメイクするだけでは絶対に成立しなかったですし、みんなで協力して一つのオリジナルな作品が作れたなと感じています。
撮影当日も現場でのアイデアを沢山教えていただき、とても貴重な時間を過ごすことができました。

関わっていただいた全ての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
最後までご覧いただき有難うございました。

 

明石知紘

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