スタイリング剤というモノではなく「スタイリングする」というコトを通してライフスタイルにワクワクをプラスする♪
WELLA meets HAIR CATALOG.JP
コラボレーションイベント
「Design Inspiring Party」2017 in JAPAN
*What's「Design Inspiring Party」?・・・・WELLAとHAIR CATALOG.JPのコラボレーションイベント「Design Inspiring Party」。「Design Inspiring Party」はHAIR CATALOG.JPに所属する著名スタイリストによる、トークあり、ステージあり、食事&交流会ありの新感覚イベントです。
回を重ねるごとに話題を呼んでいた「Design Inspiring Party」の第3弾が広島で開催されました! 今回は、キャンセル待ちになるほどの大人気! 登壇したのは、江良友規子さん(HEARTS)、KAORIさん(SCREEN)、玉置明日香さん(snob enVAmp)の3人。
働く地域もキャリアも異なるけれど、それぞれに輝く3人の女性美容師が「女性スタイリストの生き方」をテーマに語り合いました。恒例のスタイリングバトルも行われた「Design Inspiring Party in広島」の様子をお届けします。
会場はJR広島駅からすぐの、こだわりのカフェ。建物自体はクールな印象ながら、一歩、店内に足を踏み入れると小さなシャンデリアや木製のバーカウンター、そして席によってそれぞれ異なるテーブルやイスが並び、居心地のいい空間が広がっています。
何週間も前からキャンセル待ちになるほど注目を集めていた「Design Inspiring Party in広島」。当日は多くの人が開場を待ってくださる状況になり、急遽、オープン時間を繰り上げることに。
スタイリングセッションSTART!
たくさんのおいしい料理や飲み物で和気あいあいとしたところで、3人のスタイリングバトルがスタートしました。最初は、それぞれ自分が用意したモデルさんをスタイリングします。
江良 「透明感のあるモデルさんのよさを出しながら、自分も楽しんでスタイリングしたいと思います!」
KAORI 「スタイリングで、カールのある可愛らしい雰囲気にできたらと思います」
玉置 「『EIMI』のセルフデザインワックスとパーフェクトミースムースミルクの組み合わせが好きなので、今回もつくりたいスタイルに合わせて、MIXして使いたいと思います」
それまで着席していた参加者たちも、バトル1回戦が始まるなり総立ちに。誰もがスタイリングをする手元に視線を集中させています。
スタイリングフィニッシュ!
江良 「スタイリングしていたら、なんだかカッコイイ部分を出したくなったので、『EIMI』のセルフデザインワックスの2を全体になじませて、そのあとで3をところどころにプラスしました。前髪だけは4+でツヤとホールド力をアップ。最初は、透明感のある可愛らしい感じにする予定だったけれど、なんだか壊したくなってしまったんですよね(笑)。ロックっぽさを出したくなっちゃった。最近は4+で表現できるような、ウエットな質感のオーダーがサロンでも多いんです。ウエットな質感になるスタイリング剤は、“つけている”感じが出てしまうけれど、それも含めて、楽しんでくれる人が多いですね」
玉置 「私は、パーフェクトミースムースミルクを髪全体につけてベースを整えてから『EIMI』のセルフデザインワックスの2を使いました。毛先には、江良さんも使っていた4+をつけて表情を出して。キレイな顔立ちなのに、パーツひとつひとつが丸くて可愛らしいモデルさんのよさを生かすために、毛先には子どもっぽさを感じさせたかったんです。ちょっとした違和感がありながらも、独特の雰囲気になるように。顔を全部出すようなヘアスタイリングだと、ちょっと凛々しくなりすぎるかな?って思ったから。やわらかいカール感が出せるようにスタイリング剤は3つをMIXしました」
KAORI 「パーマの可愛らしい感じにスタイリングしようと思っていたけれど、気分が変わって(笑)、大人っぽくしました。使ったのは、『EIMI』のセルフデザインワックスの2。私は、2のかたさと香りが好き。大人っぽい甘すぎない匂いで、香りからもヘアスタイルの気分がチューニングできます。前髪を上げて、おでこに抜け感をつくって、赤リップで大人っぽい雰囲気に仕上げました」
いろいろなスタイリング剤を使いながら、それぞれに表現しつつも、そこはスゴ腕の人気美容師3人。スタイリングにかかった時間が予定より早かったので、すぐに次の戦いに。
2回戦スタート!
バトル2回目は、モデルをチェンジ。スタイリングバトルが始まると、またもや参加者たちは、真剣なまなざしをスタイリングの手元に向けます。
2回戦スタイリングフィニッシュ!
玉置 「私は、江良さんが用意したモデルさんをチェンジしたんですけれど、江良さんのカットにまずはびっくり。自分がいつも長さを残すところには長さがなくて、自分だったら切りたいところに髪が残っている! でもスタイリングし始めて、すぐに気づきました。この部分をこれだけ残すと、スタイリングの幅が広がるんだなって。江良さんがつくったスタイルもカッコよかったけれど、前髪をおろしたら可愛かったので、パーマの上にカールをプラスして左右対称にチェンジしました」
KAORI 「玉置さんの用意したモデルさんをスタイリングしたんですが、私も前髪をいじっていたら、おろした状態が可愛く見えたので、おろすことにしました。全体には『EIMI』のセルフデザインワックスの4でマットな質感に仕上げました」
江良 「KAORIさんのモデルさんは、可愛くていい感じのパーマがかかっていたから、プラスアルファして彼女のよさを出せたらなと思って、目の上ギリギリに印象を置いて、タイトにしました。前髪を切るのが怖いと感じるお客さまにサロンワークでも行っているスタイリングです。『EIMI』のセルフデザインワックスの2がついていたので、水でしっかりぬらしてなじませてから、ツヤを出すためにSPリュクス オイルだけをプラスしてスタイリングし直しました」
同じモデルさんをスタイリングしながら、まったく印象の異なる仕上がりに会場から「おぉ」と、どよめきが!
2回戦もフィニッシュまでの時間が短かったので、なんと! 突如、3回戦も行うことに。
3回戦スタート!
予定になかった3回戦が行われることになって、登壇美容師はちょっと驚きつつも笑顔。それを見てて参加者さんたちも、「次はどう変えるの?」と興味津々。
3回戦スタイリングフィニッシュ!
KAORI 「最後は、江良さんが用意したモデルさん。江良さんと玉置さんが動かすスタイリングだったので、私はコンパクトに仕上げました。水スプレーをつけてから、『EIMI』のセルフデザインワックスの4+でスタイリングしました。2回戦までの間にワックスがついているので、それを計算しての4+です。最初からのスタイリングなら、ウエットの状態で、4+だけでなく、何かを足してからスタイリングすると思います。仕上がりは、パリのマルシェにいるイメージです」
江良 「パンクな感じでいこう!と思ったけれど、やってみたら意外と髪が長くてツンツンさせるのが難しかったので、前髪で遊んでみました。使ったのは4+。うぶ毛にもつけて、フィンガーウェーブでスタイリングして、タイトな部分は、コーミングで決めました」
玉置 「おふたりがワックスをつけたあとのスタイリングだったので、スタイリング剤が重なって動かないかなと思ったけれど、意外と動かせました。カール感の息を吹きかえらせるように、やわらかくスタイリングしました。スタイリングバトルが始まる前は緊張していたけれど、モデルさんを目の前にすると、そんな緊張感よりも、この人を可愛くしたいという気持ちが上にいきますね。とても楽しかったです」
KAORI 「すごく楽しかった。お店でも、こういうバトル、やってみたいなと思いました」
江良 「これまでにまったく触ったことのないモデルさんを探りながらスタイリングするのが面白かったです。やりたい方向に行かないかもしれない、というヒヤリがあったり(笑)。私はワックスを全体にウエットの状態で根元からつけることが多いけれど、おふたりは部分的につけていることが多くて、そんな違いも面白いなと思いました」
KAORI 「私はもともとミニマムにつくるのが好きだけれど、江良さんのスタイリングを見て、こんなにダイナミックに動かすんだ! こんなに可愛くなるんだ! ってヤラレタ気持ちです(笑)」
フリータイムになると「この前髪の浮きって、何を使ってどうするといい感じにおさまりますか?」などなど、登壇美容師に直接、質問する参加者もたくさん! 『EIMI』の何をどれくらいどのように使うといいかなど、ピンポイントレッスンが行われたりもしました。
スタイリングバトルが終わったあとは、「女性美容師として」をテーマにライブトークです。
玉置 「私は滋賀県出身で、美容学校は大阪でした。その後、大阪で1年間美容師を経験してから、もともと入りたかった今のサロンに入って、京都のSnobで今、10年目です」
江良 「私は九州の熊本出身なんですが親の仕事の関係で関西に行き、最初は大阪の美容室で2年働きました。エクステとかドレッドばかりで、それが合わずに2年でやめて、そのまま今のDouble、HEARTSに」
KAORI 「私は、岡山で8年美容師をしていて、結婚とともに神戸にお店を出すことになって。縁もゆかりもない土地で今、夫婦でやっています。岡山は、女性オーナーの店でスタッフみんな女性でした。今のお店ではじめて夫と男性スタイリストが同じ空間にいるので、男の人と女の人では、こんなにも違うんだなって、1年ぐらいなかなか慣れませんでしたね。男の人は、未来のために今を耐えるみたいな感じがあるけれど、私は、毎日の楽しい瞬間の積み重ねで将来が楽しくなると思うから」
江良 「男女の考え方とか、感じ方とか、それはそれで大切にしたほうがいいこともいっぱいあるけれど、違うということについては自覚して、違うんだってことをわかり合っていかないと将来的に男女ともに輝いて働くのって難しいですよね」
玉置 「男性も女性も、お客さまを素敵にしたい!という純粋な気持ちは一緒なんだと思うんですよ。でも、一方で、それを追求して働いていくと、どうしてもストイックになってしまって、可愛い女性をつくりたいと思っている自分自身、反比例して男っぽくなっていってしまうんですよ。すごく強い女性だと思われてしまう。そうは思われたくないのに。そこに葛藤がありますね。後輩たちにも、こんなにストイックに働かないと美容の仕事はできないんじゃないかと思わせてしまってもよくないな、と思うので、やさしい気持ちを取り戻すのに、恋をしようとします。恋愛していないと仕事が充実しない(笑)」
江良 「男性スタッフに“わかってほしいこと”は、いっぱいありますよね。怠けたいのではなくて、早く帰って家のことをちょっと片づけたいなという気持ちとか。もちろん、私は、まだまだ自分を成長させたいと思っているけれど、いつかは将来的に後輩のためにも自分が率先して、働き方を変えたベースづくりしたほうがいいのかなと考えたりもします。長時間労働でストイックにやっている姿を見せることも大事だけれど、そればっかりだと夢がない気もするし」
KAORI 「私はお仕事モードのときは、戦闘態勢になってしまうんです。女性美容師ってそういうことが多いと思うんですけれど。でも夫と同業で同じ店なので、プライベートと分けるのが難しくて、鎧を着たままコミュニケーションをとってしまうんです。ビジネスパートナーとして、自分も男性的になってしまう。ただ、そのままでいたら、今後、ウチの店で育っていく女性スタッフを守ってあげられないんじゃないかなと思っています。男性だけが活躍するお店ではなく、結婚や妊娠、出産……ライフステージによっていろいろな影響を受けやすい女性スタッフも活躍できるお店にしたいから」
玉置 「メンタルってすごく大切ですよね。強いメンタルがいいという単純な話ではなくて。やわらかい気持ちとか、やさしい気持ちとか。そういうところから、仕事に対して前向きになれたりもするし、女性のお客さまへのこまやかな配慮とか、共感とか生まれたりするし」
江良 「体調を崩しがちなときが女性にはあるけれど、そういうとき、変に気を遣われるのもイヤだし、かといって、いつもと同じ戦闘モードを求められても辛いし」
KAORI 「私は肩こりとかがひどくて、本当にきつくなると吐き気がするですけれど、そういうときは薬を飲んでごまかしながらサロンワークをしているんですよ。もちろん、男性にも肉体疲労は同じようにあると思うんだけれど、そういうことに対して、女性のほうが繊細に影響されやすいところはあるかなと思っていて」
江良 「でも、心配してほしいわけじゃない(笑)」
KAORI 「大丈夫?なんて聞かれようものなら、(戦闘モードになっているから)大丈夫です!って即答しちゃうし」
玉置 「理想を言うと、何も言わずにそっと何かをやっておいてもらえると、うれしいですよね」
KAORI 「きっと、肉体的な違いって、会話していかないとわかり合えないですよね」
江良 「結局、お互いが少しずつ歩み寄って、努力して、コミニュケーションしていくしかないんじゃないかな」
KAORI 「今日は、スタイリングバトルをして、その人らしさってなんだろう?ってすごく考える時間をいただけてよかったです。男性、女性の働き方もきっと、スタイリングと一緒なんじゃないかな? 自分が楽しみながら、お互いが楽しむには?とか、その人らしさを大切にするとか」
江良 「そうかも! 私も今日はすごく楽しかった。とても勉強になったし、ヘアスタイルをつくるのって楽しいなと改めて思ったし」
玉置 「最初は、私がここに来ていいのかな?と考えたりもしたけれど、本当に大事な部分に向き合った気がします。働き方も、考え方も、スタイリングも。幅を広げなきゃいけないんだなとか。いろいろ自分で工夫しているつもりだったけれど、足りなかった。またこういう機会があるといいなって思います。ありがとうございました!」
WELLA meets HAIR CATALOG.JP コラボレーションイベント「Design Inspiring Party」は、今後も札幌や福岡にも会場を移し、毎回、内容を変えながら、行われます。
次回の「Design Inspiring Party」は札幌。VeLOの赤松美和さん、Rougyの薫森正義さんをゲストに迎え、「デザインを無条件で楽しむ方法」をテーマにセッションが行われる予定です。ふだんのセミナーでは聞けない話も盛りだくさん。ぜひ、会場でライブを楽しんでください。
Design Inspiring Partyについての問い合わせ先はこちら
contact@haircatalog.jp HAIRCATALOG.JP編集部
katsuhiro_shimazaki@cotyinc.com ウエラプロフェッショナル 嶋崎
EIMIセルフデザインワックス
80g 希望小売価格 ¥1,800(税抜)
https://www.wella.com/professional/jp-JP/products/EIMI-styling/dispatch/styling-dispatch
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