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mission 04UDA × MIWA AKAMATSU(VeLO)

“色気”といえば、下地がきらめくムラなしツヤ肌だったり、ぼってり赤リップだったり、グラマラスなメリハリボディだったり。
でも“色気”って、実は色々な種類があって、表現法は十人十色のはず。
男のコみたいで、飾らないスタイルだからこそ引き出される“色気”もある、というのが今回のテーマです。

before

Before

model AKIYAMA FUMINO (VeLO/vetica assistant)

process point

肌づくり>ウォーターベースのファンデーションを使用。モデルが今回の体験で普段のメイクといちばん違うと感じたという肌づくり。「すごく緊張していたのですが、肌に触れられるたびに、どんどん気持ちがやわらいでリラックスしていくという不思議な体験でした」

チーク>ほお骨の上のほうに血色(赤)を一度足してみる。しかし、バランスを見て最終的には引くことに。また赤みだけでなく、肌のテカリ(ツヤ)も落としていった。

アイメイク>アイラインは目のラインより、少し短く。アイメイクをするというより、目のフォルムを少しクリアにしてあげるといった感覚。

眉、リップ>眉はヘアにトーンを合わせ、赤茶に。ヘアの色の強さを出すため、眉は強すぎずなじむ仕上がりに。リップはクリア。

ヘアカラー>メイクで飾らない素の部分を引き出しているので、ヘアカラーは「彼女が実は持っている芯の強さ」を引き出すようなエッジのある赤を選択。

ヘア カット>シルエットとディテールにこだわって。丸くないフォルムとサイドの残し方がポイント。

ヘア セット>「セットはほぼしていません」と赤松さん。その理由は、色が強いので、手を加えすぎると“やりました感”が出てしまうから。寝起きのような無造作な感じに。

mission 04

Model: AKIYAMA FUMINO (VeLO/vetica assistant)

Make-up: UDA
Hair: MIWA AKAMATSU
Photo: Yusuke Matsuyama
Styling: Kanako Sugiura

Text:

item credit
ニットセーター¥36,000/ヤシキ(アルファ PR)、タイツ/スタイリスト私物

問い合わせ先
アルファ PR ☎︎03-5413-3546

after talk

赤松 
今回のメイクでモデルが普段のメイクといちばん違うのが肌づくりだったと感動していました。こんなに薄く自然なのにフワーッとベールがかかったような肌になれたって。

UDA 
肌づくりにもいろいろあると思うのですが、僕はファンデーションを使って新しい肌=セカンドスキンをつくるという考え方は好きではないんです。本来の肌が持つニュアンスを残し、少し整えるくらいが好き。

赤松 
確かに “やりました感”が出てしまうスタイルって、私も好きではないです。

UDA 
肌づくりだけでなく、トータルで見たときも、ポイントをフォーカスすることって大切だと思っています。必要なところだけやればいい。結果、やらないという選択、スタイルの中で強く出てくる要素となることもあるんです。手を加えて、つくることを増やすだけがすべてではないんですよね。今回は引くことを選択しました。良質なお肉をおいしく食べるのに、手の込んだソースだけが合うわけじゃない。塩で食べるのがおいしいときもあるみたいな感じです。

赤松 
すっぴんに赤髪。そんなバランスが、なんだか色っぽい。

UDA 
男のコみたいなんだけど、色気がある。それは、飾らない、素の部分があるからだと思います。彼女は映画好きで、最近は90年代のストリート系とか、スケーター映画をおもしろいと感じるなんて話を聞いて、90年代のグランジ的雰囲気が似合うのではないかと。汚れた感じではなく、飾らないという意味でのグランジ感。

赤松 
UDAさんのアプローチは、モデルの内面を引き出すものですよね。彼女は最近、初めてピアスを開けたみたいで。普段のヘアは丸っこくて、フリルなんかも好きでガーリーテイスト。でも、内面にはガーリーなだけじゃない彼女らしさってあるんですよね。ガーリーって可愛いし、似合わないわけではないし。ただそこに落ち着いちゃって自分の個性を制限しちゃうよりは、もう一段階振りきって、自分らしい表現ができたら、さらにおもしろいですよね。

UDA 
まさに、そのとおりです。今回は彼女が持っている願望とか、振り切れない部分を引き出す作業をしました。

赤松 
ヘアやメイクをして変わるのって見た目なんですが、実は内面、心が変わっていくんですよね。心が開くと、顔に出ますから。今回は、とてもリラックスした、いい顔の彼女が引き出せて、楽しかったです。

UDAmake up

UDA profile

大手化粧品会社にてPR、マーケティング、教育、 店頭プロモーションなど様々な業務に携わり、その後独立。
現在は、国内外のエディトリアル、コスメティック・ファッション のキャンペーン広告、ショーなどを担当。
独自のファッション感、ビューティの視点を生かしたメイク連載GINZAの「ニッポン美人化計画」には多方面より定評があり、日頃から様々なビューティの場面での新しいアプローチを試みている。

1991年:パルファム ジバンシイ株式会社 入社 オリビエ・エショードメゾン氏に師事
1997年:鈴木 寅二氏に師事
2002年:ゲラン株式会社 入社 フリーランスとしての活動を始める

赤松 美和hair stylist

赤松 美和 ( VeLO )

VeLOディレクター
2003年東京・原宿に鳥羽直泰氏と共にVeLOオープン。2009年に姉妹ブランドveticaオープン。2015年にVeLO/vatica拡張移転。単に「ヘアスタイル」だけでなく、その「人」をプロデュースさせていただく...そんな想いで日々サロンワークを楽しむことがモットー。たくさんの「キレイ」や「ステキ」をみなさんと共有し、毎日がキラキラHappyに輝きますように☆という、髪を切ることで元気になれる「開運カット」にファン多数。

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about mekashi

mekashi とは「粧(めかし)」。
化粧しておしゃれすることです。 
人の外見は、生まれ持った姿形が、センスや興味、才能、経験といった
内面的な要素によって磨かれ、形づくられます。

そうしてできた個性や魅力をクリアにし、粋に見せるーー。 
それが、私たちの考えるメイクアップです。
もちろんヘアも同様です。 

2011年から7年間で101人を粧した、雑誌『GINZA』の「ニッポン美人化計画」の意志を継続し、
現在webにてmekashi projectを展開しているMake-Up artist のUDAさんとコラボレーションしたこの企画。
そして本コンテンツのモデルさんは、美に携わりつつ現在も美を学んでいる、ヘアサロンで働くアシスタントの方々です。
より多くの方に「自分らしい粋」の見せ方、「つぎのわたし選びを」を提案させていただきます。
どうぞお楽しみください。 


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