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mission 08UDA × KENYU YAMAZAKI(HURRAH & THINGS)

日常の中の非日常

基本は辛口、でも実は可愛いものも好きで、毒々しさってのも欠かせない…。人の中にはいろいろな要素があり、様々なテイストが混在しているもの。
mekashi projectとは、本来それぞれが持ち合わせる多彩な要素の中から、肝となる“何か”を引き出し上手に際立たせるプロジェクト。
今回は、モデルの奥にあるちょっとダークでファンタジーな部分を探りあて、スタイルへと導きました。

before

NAKAJIMA SAKI@HURRAH & THINGS

好きな音楽:ずっと変わらず好きなのはthe xx。
好きなブランド:古着が好き。それ以外だとfumika uchidaとmaison eurekaです。最近だとCecilie Bahnsen、Simone Rochaもチェックしています。
好きな作家:小説などは就職してから全く読んでません。漫画はかなり読みます。
元々ダークでガーリーな世界観が好きで、思春期にはソフィア・コッポラの作品や「秘密の花園」、「エコール」、「薔薇の名前」、「アダムスファミリー」などの陰映画を部屋を暗くしてキャンドルをたいて観るというのが一番幸せな時間でした。

mission 08

Model: NAKAJIMA SAKI@HURRAH & THINGS

Make-up: UDA
Hair: KENYU YAMAZAKI
Photo: Shunya Arai
Styling: Kanako Sugiura

mission08

item credit

コート¥144,000・ドレス¥98,000/ワイズ(ワイズ プレスルーム)
ニットトップス¥58,000/ペイエン

問い合わせ
ワイズ プレスルーム ☎️03-5463-1540
ペイエン
peienwang0824@gmail.com

after talk

UDA
お疲れさまでした。いい感じでしたよね。
ヤマザキ
お疲れさまでした! いい撮影だったと思います。自分がよくやっている撮影というと、雑誌などの媒体やお店のヴィジュアルなどで、ヘアメイクから衣装まで自分で選ぶことが多いんです。そうすると、どうしても、自分の作りたい女性像に近づけていくという作業になりがちなんで。でもmekashi projectは、モデルの個性をより良い形でどう引き出していこうか、みんなですり合わせていくような作業で、とても楽しかったです。方向性が決まるまで、なかなか時間をかけましたよね。
UDA
彼女は意思のある顔をしているし、自分に似合うものをわかっていて、肝の座った感じがある。そういう女性には、何をすればいいのか悩みますよね。パッとこうしよう! という感じではなく、彼女の奥にある何か、彼女らしさを表現できる要素を探っていかなくてはならないので。
ヤマザキ
確かに、そうですよね。手を加えれば加えるほど、彼女らしさから離れていってしまう可能性もありますからね。
UDA
そうなんです。mekashi projectは、その人が持ってる様々な要素から、何かひとつを引き出して、それを際立たせ“らしさ”を表現する場です。その引き出すものが何か、定めるのに、ちょっと時間が必要でした。彼女の空気感はわかっている。服が決まって、シルエットが見えて、日常というよりは、彼女の中にあるちょっとダークなファンタジーの部分をうまく出したいなと思いました。そレを具現化するためのメイクをイメージしていく中で、まゆの主張が強すぎるから、少し引いたところで、全体がスーッと馴染んでいく感覚がありました。ここまできたら、あとは今日の気分で、どう料理するかって感じです。
ヤマザキ
やっぱり決断力って大切だということを再確認しました。ものづくりでは、どうしても悩んでしまうものですが、チューニングの作業はやるところまでやって、バチっと決まったらコレ! と迷わず突き進む。今回の撮影では、その流れをしっかり体験することができたのが、ありがたかったです。
UDA
イメージを揉んでいる時に山崎さんが言った「どこかに緊張感が欲しい」とか「ちょっとずらした方が面白い」って言葉、いい刺激でした。
ヤマザキ
方向性が見えすぎちゃうというか、あるカテゴリーの中の典型的な形で、ココ!ってカテゴライスされちゃうと、面白さが失われてしまう。典型からちょっとずらすことで、余白が生まれて、いいバランスになるのではないかと感じたので、素直に伝えてよかったです。結果、彼女の、はっきりとしていて、人に流されず、チャレンジ精神のあるといったパーソナリティを引き出しつつ、いい意味で少しだけ裏切った絶妙なバランスに仕上がり、とてもよかったと思います!
  • process point (makeup)

    まゆを薄くするというデフォルトが、彼女らしさを際立てるポイントに。基本甘くはないけけれど、彼女の奥にあるガーリー好きな要素を、さりげなく入れた目の下のラインのラメピンクに潜ませた。

  • process point (cut)

    最近、気に入っているブロンド。キメすぎていない雰囲気をかもし出すハイトーン。

  • 顔の丸みに沿ったラインを意識しつつ、まっすぐにカット。

process movie

UDAmake up

UDA profile

大手化粧品会社にてPR、マーケティング、教育、 店頭プロモーションなど様々な業務に携わり、その後独立。
現在は、国内外のエディトリアル、コスメティック・ファッション のキャンペーン広告、ショーなどを担当。
独自のファッション感、ビューティの視点を生かしたメイク連載GINZAの「ニッポン美人化計画」には多方面より定評があり、日頃から様々なビューティの場面での新しいアプローチを試みている。
1991年:パルファム ジバンシイ株式会社 入社 オリビエ・エショードメゾン氏に師事
1997年:鈴木 寅二氏に師事
2002年:ゲラン株式会社 入社 フリーランスとしての活動を始める

ヤマザキ ケンユウhair stylist

ヤマザキ ケンユウ ( HURRAH AND THINGS )

HURRAH/HURRAH AND THINGS ディレクター 1982年生まれ
サーフィンとレコードをこよなく愛する新潟県産トップスタイリスト。
サロンプロデュースからブランディング、雑誌、広告、セミナー など既存の美容師の枠に収まらず多角的に活動。自ら運営、プロデュースするユニット「LUNDI ZOMBIEZ」ではゲリラ的ワークショップで様々なトップデザイナーと共演。2019年JHAニューカマー部門にもノミネート。

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about mekashi

mekashi とは「粧(めかし)」。
化粧しておしゃれすることです。 
人の外見は、生まれ持った姿形が、センスや興味、才能、経験といった
内面的な要素によって磨かれ、形づくられます。

そうしてできた個性や魅力をクリアにし、粋に見せるーー。 
それが、私たちの考えるメイクアップです。
もちろんヘアも同様です。 

2011年から7年間で101人を粧した、雑誌『GINZA』の「ニッポン美人化計画」の意志を継続し、
現在webにてmekashi projectを展開しているMake-Up artist のUDAさんとコラボレーションしたこの企画。
そして本コンテンツのモデルさんは、美に携わりつつ現在も美を学んでいる、ヘアサロンで働くアシスタントの方々です。
より多くの方に「自分らしい粋」の見せ方、「つぎのわたし選びを」を提案させていただきます。
どうぞお楽しみください。 


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